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NITABOHトップページ / メイキング / 上妻宏光氏の三味線レコーディングで盛り上がる
写真右側が今回の演奏を担当する上妻 宏光氏
今日は映画の中で使われる、三味線のレコーディングが行われた。
演奏は、今をときめく若手三味線奏者の上妻宏光氏。彼は、2001年11月頃オンエアーされていたトヨタ自動車のテレビCMに出演し、”茶髪で伝統芸能”で一気にブレイク。その彼が「NITABOH」に参加してくれた。
今回は5つの場面で使用する演奏の録音だが、その中でも最も重要なのが映画の物語のラストシーンで、主人公・仁太坊とライバルの三味線対決シーンのレコーディング。12:00、目黒のマルニスタジオに、監督、音楽監督、音楽プロデューサー等全員集合。
まずは音の調整から。かなりの時間を費やし、入念な準備。納得のいく音を探っていく。ミキサーの鈴木さんや録音エンジニアの上畑氏も三味線の持つ微妙な音色の調整に取り組む。音楽監督のクリヤ・マコト氏も、ひとつひとつの音に敏感…。
スタジオの一方では、カメラのセットが行われる。 これは、カメラで実際の演奏時の手の動きを撮影し、ここで録画した映像に合わせて、各カットの絵を描きおこしていくためである。この作業は、”スポッティング”と呼ばれ、非常に手間がかかり、なおかつ難度が高いとのこと。通常のアニメ作品では、できるだけ避けてとおりたいというのが本当のところらしい。
しかし、この「NITABOH」においてはスタッフ皆が「演奏シーンが非常に重要」と声をそろえ、作画スタッフは、全篇15分以上、このスポッティングが必要になるカットに果敢にチャレンジ。
そして、スポッティングのため、上妻氏の左手各指に黒と白の目印のテープを交互に貼ってもらう。演奏しづらくならないかな?と周囲は心配するが、上妻氏は快く承諾してくれた。が、いざレコーディング開始、という時にアクシデント。エレキ三味線の調子がおかしい。私たち素人の耳にはわからないが、プロの上妻氏として、ここは妥協できないとのこと。
そこで、上妻氏曰く”三味線のことなら何でも解決してくれる頼もしい人”、加藤氏に電話をすることに。詳しい状況を説明し、何とか解決策を見出せた。 いよいよ、本番スタート。レコーディングは順調に進んでいく。
最後はラストの演奏対決シーンの録音。映画の最大の山場を前にここで一時、録音を中断。対決する2人の奏法イメージについてもう一度、監督と打ち合わせをする。
その後、録音再開。主人公の演奏部分に、上妻氏も力が入る。
4分間、即興で演奏するのは、かなりの集中力が必要で、一瞬一瞬にエネルギーを注ぎ込む様子がうかがえる。
彼の一流の才能が、ガラス越しの私たちにも響いてくる。上妻氏のみが知る、”芸の世界”。監督の「伸びやかに、そして迫力を持って…」との要望にも見事に応え、2テイク目でOKが出た。4分間の演奏に懸けた、長時間に渡る真剣勝負。皆さん、お疲れ様でした。
録音終了後は、ささやかな寿司パーティー
今日は尺八と横笛、唱のレコーディングが行われた。
三味線の録音時のような楽器のトラブルもなく、レコーディングはスムーズに進んでいく。
尺八を吹く虚無僧(こむそう)に、少年時代の仁太坊が「ちょっと吹かせて」とねだるシーン。尺八を吹く時、想像以上に奏者のあごや、首が音に合わせて上下左右に動く。
その様子を真剣な表情で見つめる作画担当メンバーの姿が印象的だった。
今日は尺八と横笛、唱のレコーディングが行われた。
三味線の録音時のような楽器のトラブルもなく、レコーディングはスムーズに進んでいく。
尺八を吹く虚無僧に、少年時代の仁太坊が「ちょっと吹かせて」とねだるシーン。尺八を吹く時、想像以上に奏者のあごや、首が音に合わせて上下左右に動く。その様子を真剣な表情で見つめる作画担当メンバーの姿が印象的だった。
この尺八奏者の土井氏、若いのに尺八の歴史などにも、とても詳しい。
例えば、アニメに登場する”虚無僧”。その虚無僧には、武士の身分の者しかなれないのか?虚無僧になったら武士になれるのか?そうした歴史事情がなかなか明確に出来ず、スタッフは多くの文献を調べたのだが、資料も少なく、はっきりとした情報がつかめずにいた。
その時、このスタッフの会話を耳にした土井氏が、「あ、それ、わかりますよ。虚無僧は武士しかなれないんですよ」とあっさり答えてくれた。演奏はもちろん、尺八にまつわることなら何でも知ってる彼は、まさに尺八博士。
実際、土井氏はコンサートの時も、演奏だけでなく、こうした尺八にまつわる話をされるらしい。自らが演奏する楽器のルーツをつかむための努力を惜しまない。彼が一流である所以(ゆえん)をかいま見て、スタッフみんな感服してしまった。
3:00 少し休憩を挟んで、横笛の録音へ。
物語では、主人公が少年時代に横笛を習い、師匠から”もう教えることはない”との言葉をもらう場面。
これがなかなか難しい。なぜなら土井氏は一流奏者。どの程度、上手くなく”わざと下手に”吹くかに苦労。その時点では主人公はまだ一流とは言えないが、師匠からは合格をもらえるというレベル。”この位”という程度の表現が、言葉では伝えにくい。
奏者と監督、スタッフ全員の、あ・うんの呼吸が見事、OKにつながった。
今回は5つの場面で使用する演奏の録音だが、その中でも最も重要なのが映画の物語のラストシーンで、主人公・仁太坊とライバルの三味線対決シーンのレコーディング。12:00、目黒のマルニスタジオに、監督、音楽監督、音楽プロデューサー等全員集合。
まずは音の調整から。かなりの時間を費やし、入念な準備。納得のいく音を探っていく。ミキサーの鈴木さんや録音エンジニアの上畑氏も三味線の持つ微妙な音色の調整に取り組む。音楽監督のクリヤ・マコト氏も、ひとつひとつの音に敏感…。
 
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